急な体調不良や、仕事や用事の都合で「夜行バスをグループで予約したけれど自分だけ行けなくなった…」「友人の1人だけがキャンセルしたいけど、どう手続きすればいいの?」―そんな経験はありませんか?
夜行バスは一度複数人で予約すると、1人だけキャンセルしたい場合に「どう連絡したらいいの?」「他の人の分はどうなる?」と戸惑う方も多いのが実情です。
この記事では、夜行バスの1人だけキャンセルの具体的な流れや手数料、損をしないための注意点をわかりやすく解説します。初めての方でも慌てず手続きできるよう、バス会社ごとの違いや最新ルール、返金の実例まで詳しく網羅したので、ぜひ参考にしてください!
夜行バスのキャンセル方法とは?
夜行バスの予約からキャンセルまでの流れ
予約の基本的な流れ
1. 予約サイトにアクセス
2. 行き先や日程、人数を入力して検索
3. 複数名分の予約(代表者情報+同乗者情報を入力)
4. 支払い(クレジットカード, コンビニ, 銀行振込など)
5. 予約完了メール受信
キャンセルする場合
– 予約確認画面(マイページや予約履歴)から「変更・キャンセル」ボタンをクリック
– 変更したい人数を選択(例:総勢3人中1人だけキャンセル→2人に修正)
– キャンセル理由や詳細を入力(求められる場合のみ)
– キャンセル料、および返金金額が自動表示されるので確認
– 内容を確定し、手続き完了
ポイント:スマートフォンサイトやアプリでもほとんどの業者でキャンセル操作が可能ですが、出発日直前や「コンビニ支払い済みの場合」などはコールセンターに電話が必要なことがあります。
キャンセルできないケース
– 他社と連携する「乗り継ぎプラン」や「特典付きプラン」などは一部キャンセルができないことも
– 2人用個室・ペアシートの場合など、「1人だけ」分離ができないチケットも
予約名単位の注意
– 代表者1名で複数分予約している場合、「各人単位」でキャンセルできるかはその会社の規約による
– 予約時に全員分の氏名・年齢を登録している場合は比較的1人ずつの変更・キャンセルに柔軟対応
WILLERでの1人だけキャンセルの手順
WILLER EXPRESSは大手のため、1人だけのキャンセルにも基本的に対応しています。
実例:
1. [WILLERの公式サイト](https://travel.willer.co.jp/)またはアプリにログイン(マイページへ)
2. 「予約確認・変更」から対象の予約内容を選択
3. 「人数変更」ボタンを選ぶ
4. 「参加人数」を1人減らして変更内容を保存
5. キャンセル料・返金額を確認
6. 必要であれば返金先口座などを入力
注意点
– 予約状況によっては「一人だけ減らすことができない」ことや、全員分キャンセル扱いになる場合も
– クレジットカード以外(コンビニ)で支払った場合、返金口座を別途登録し直す手間あり
– 出発時刻までギリギリの場合、ネットから変更不可→サポートセンターへの電話が必須
電話やメール対応が求められる例
– 「もう決済済みだが、参加者1人を急遽キャンセルしたい」
– 「代表者以外の人だけキャンセルしたい」
– 「一部の利用者だけ日程をずらせるか知りたい」
こんな時は、予約番号と利用者名・キャンセルしたい人の情報を手元に用意し、カスタマーサポートに伝えましょう。
夜行バスのキャンセル条件と注意点
1. キャンセルの期限は必ず守る
会社によっては「●日前まで無料」「前日からキャンセル料50%」など具体的なタイムラインが設定されています。
2. 乗車直前のキャンセルは100%料金がかかることが多い
思い付きのキャンセルほど返金ゼロになりがちです。
3. 複数人割引やセット割引の場合
1人減らすことで他の人の料金が「通常料金」へ自動変更され、思わぬ追加精算が発生することもあります。
4. キャンセル確定のメールや画面スクショを忘れず保管
手続きの証拠を残しておくことで万一トラブル時に安心です。
キャンセル料と返金について
夜行バスのキャンセル料の詳細
各社の例
キャンセル時期 | キャンセル料 |
---|---|
15日~8日前 | 乗車料金の10%ほど |
7日~2日前 | 乗車料金の30%前後 |
前日(24時間以内) | 乗車料金の50% |
当日(出発前まで) | 乗車料金の100% |
出発後 | 返金なし(100%) |
例: 5,000円のチケットを7日前に1人だけキャンセル→キャンセル料1,500円引かれて3,500円返金
体調不良によるキャンセルの際の対応
原則は通常通りキャンセル料がかかります。
しかし、インフルエンザやコロナで「診断書」「PCR陽性証明」「病院領収書」など公的書面の提出があれば、以下のような特例が受けられることも。
– キャンセル料免除または減額
– 振替乗車サービス(同等の代替日への無料変更)
※上記はバス会社の独自対応です。必ず予約サイトの最新規約やサポートに相談してください。
無断キャンセルの場合のペナルティ
– 100%料金請求で返金なし
– 場合によっては、次回からの利用を拒否されるなど、ブラックリスト登録のケースも
重要: どんな理由でも「無断で乗らない」のは最もリスクが高いので、必ず「最低でも前日までに」連絡しましょう。
人数変更の仕方
タイミングと必要な連絡手続き
– Webサイトなら、「キャンセル・人数変更ボタン」で2~3分で完結が多い
– ただし、「出発まで24時間を切った」「支払い済み」の場合や割引プランなどは電話連絡が必須となる会社も。
– 電話の場合は:
予約番号・代表者情報・減らす人数と該当者名を明確に伝えるとスムーズです。(受付時間も要注意)
キャンセルと人数変更の違い
– 全キャンセル: 予約していたすべての人数分をキャンセルすること(→全額に対してキャンセル料発生)
– 人数変更: 一部(1人または複数人)だけ減らし、残りの人数は有効なまま(減った分だけのキャンセル料)
例:4人予約で1人だけ外す場合
3人分は引き続き利用でき、1人分だけが所定のキャンセル料で返金対象となります。
人数変更に伴う料金の扱い
– 割引プランだった場合、1人減ることで「グループ割引が外れる」ことがあります
– 変更後に再計算され、グループ全体の料金が「再調整」されたうえで過不足分を返金or追加請求
例:1人あたり4,800円(3人割引)→2人になると1人5,200円へ変動。差額は自動計算で調整されます。
キャンセル時のお金が戻る条件
返金が行われるケース
– 出発前にキャンセル手続きが完了している
– 所定のキャンセル料・払戻手数料を差し引いた残額が返金
例:5,000円の支払い、キャンセル料1,500円→3,500円返金
払戻手数料について知っておくべきこと
– クレジットカードへの返金は無料のことが多いですが、銀行振込やコンビニ払いでは300~500円前後の払戻手数料が差し引かれるケースが一般的です。
– 人数が多い場合「1人分ごとに手数料がかかる」こともあるので事前確認を。
お金が戻ってくる方法と時間
– クレジットカード決済: 自動で決済取り消しor返金処理、遅くとも1カ月以内
– 銀行振込・コンビニ払い: 返金先口座指定→所定の期日(最短3日、通常1週間ほど)で入金
– 現金返金(窓口支払いなど): 一部会社は窓口で返金が可能。ただし大半は振込方式
注意:返金は「代表者名義」または「指定の口座」へのみ。キャンセル手続きをした本人と口座名義人が異なると手続きに時間がかかることがあります。
トラブルを避けるためのポイント
高額なキャンセル料を払わないためには?
– 出発前、できれば7日以上前までに手続きするのがベスト
– インフル等やむを得ず出発直前の場合、診断書や領収書を病院でもらっておく
– 早割プランや学割だと、通常よりキャンセル料が高くなることも
– 「気になる場合は、予約前に『キャンセル規定』リンクを必ず確認」
キャンセルの際の連絡方法と受付時間
– 公式マイページが最も簡単(24時間対応)が主流
– 電話ならば「受付時間」を事前に調べる(例:9:00~18:00まで等、夜間は不可な会社も)
– 直前(数時間前)は「電話連絡のみ有効」の事業者も多いので、チケットメールの下部などを要チェック
– 証明書提出が求められる場合、手続き欄にアップロードorメール添付できることも増えています
高速バスネットを利用するメリット
– 全国主要バス会社の一括比較ができる
– マイページから即時で人数変更やキャンセル申請が可能
– 払い戻し期限・条件が一覧で分かるので迷わない
– サポート窓口が充実していて、困ったときの問い合わせも楽
– スマホでどこからでも変更手続きができる点も、複数人予約の代表者におすすめです
【ケース別Q&A】
Q. すでに出発直前。ネットで一人だけキャンセルできない!
A.
出発まで数時間~当日は、ほとんどの会社でネット人数変更不可。
代表者がなるべく早くカスタマーサポートに電話!
予約番号・キャンセル理由・減らす氏名や席番号(わかれば)を伝える。
Q. キャンセル手続き後、メールも画面も届かない…?
A.
迷惑メールフォルダやマイページ履歴をまず確認。見つからなければ会社サポートに必ず問合せて証拠をもらうこと。
Q. キャンセルと人数変更、どちらでやるほうが得?
A.
ほとんどのケースで「人数変更」が得です。なぜなら、残りメンバーの予約はそのまま生かしたまま一部だけキャンセルでき、全体予約よりも低いキャンセル料で済むため。
まとめ:夜行バスの「1人だけキャンセル」手続きで損しないために
– キャンセルは「できるだけ早め」に行う
遅れるほどキャンセル料も高くなり返金が少なくなります。
– 会社ごとのWebサイトやアプリ機能を活用
多くの場合、マイページで即時手続きできるので便利です。
– グループ割引やプラン特典の変動を計算に入れる
1人抜けたことで残りの料金が変動する場合があります。
– キャンセル・返金の証拠を必ず保存しておく
メールやスクリーンショットで記録を残しておけば後々安心。
– どうしても分からない時は、遠慮せずカスタマーサポートへ電話やメール相談を!
現代の夜行バスは「スマホ一台で即時キャンセル対応できる」反面、「規定を見落とすと高額な損失」にもなりがちです。この記事で解説したポイントを押さえれば、1人だけのキャンセル時も損失を最小に、賢く乗り切ることができます。ぜひ、ご予定や万一の際の参考になさってください。